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はたらきやすい職場の追求

職員を大切にする・働きやすい職場をつくる

 社会福祉法人松美会では、「顧客本位」「職員重視」「社会との調和」「独自能力」これら4つの視点を大切にさまざまな取組を展開しています。なかでも、職員重視(職員一人ひとりを大切にし、職員の独創性と知識創造による組織目標の達成を目指します。自由に発想し、対話できる組織づくりを目指します。)は、福祉人材の確保・育成・定着に結び付くものであり、職員を大切にする働きやすい職場づくりは最重要課題と考えています。このことから松美会では、平成18年度から職員仕事満足度調査を実施し、職員の仕事満足度を把握し、改善する取り組みを継続しています。

職員仕事満足度調査項目

  1. 法人が行っている事業について,あなたはおおよその理解ができていますか
  2. 法人理念や行動規範などが職員に共有され,実践されていると思いますか
  3. 法人やその事業が地域や社会のために貢献できていると思いますか
  4. 法人の利用者について,その尊厳が尊重されていると思いますか
  5. 法人の将来性に魅力を感じますか
  6. 現在の仕事があなたに向いていると思いますか

 以上40項目(平成25年度までは26項目)について(1.できている,そう思う2.ややできている,ややそう思う3.あまりできていない,あまりそう思わない,4できていない,そう思わない)の4段階評価を全職員から無記名で回答を得ており、評価の低い設問に対しては、改善に向けた取り組みを実施しています。職員一人ひとりの仕事満足度が少しづつでも高まること。このことが職員の定着につながると考えています。

 加えて、公益財団法人日本生産性本部が実施する従業員満足度調査(niserES)を用いた社会福祉懇談会共通職員意識調査(71問)に平成28年から参加しており、平成29年度は、全国26法人5,489人の調査結果が得られました。自法人の立ち位置を確認するとともに、総合満足度(私たちの法人に対して総合的に満足している度合)に影響を与える要因の分析を行いました。「上司が職場の方向性についてメンバーに説明している」「幹部が現場の声を聞く」「職員が過剰な労働時間にならないよう管理している」などの項目が、総合満足度を高めるポイントとなることもわかりました。

職員仕事満足度満足度の調査結果(一部)

法人理念や行動規範などが職員に共有され,実践されていると思いますか

法人やその事業が地域や社会のために貢献できていると思いますか

あなたの配置(人事異動)に満足していますか

あなたの能力や仕事の姿勢,成果は正当に評価されていると思いますか

職場の人間関係に満足していますか

上司や同僚から支援や協力は得られていますか

仕事を進めていくうえで,相談できる人がいますか

仕事を進めていくうえでのチームワークがとれていると思いますか

組織として,利用者の声を聴こうとする姿勢があると思いますか

研修への積極的な参加について,支援がなされていると思いますか

資格の積極的な取得について,支援がなされていると思いますか

職場のキャリアパスは共有されていると思いますか

あなたの今後に必要な経験について,積み重ねることができていると思いますか

あなたは法人の職員として誇りや使命感を感じていますか

職場の方針や業務の進め方を検討する場に参加する機会がありますか

この調査で大切なのは、
結果を分析し松美会独自の傾向をつかみ対策をとることです。

 これらの取り組みが、松美会の職員一人ひとりが、「やる気」をなくすことなく、納得して、最大限の力を発揮し、それぞれの現場を支え続けてくれることにつながることを期待しています。そしてこのことが、間違いなくご利用者様満足を高めることにつながると考えています。さらなる働きやすい職場づくりを目指します。

こんなこと、やりました。

 各拠点ごとの傾向、各サービスごとの傾向、各職種ごとの傾向を分析し、少しでも働きやすい職場環境になるよう取り組みを行っています。以下は一部の例です。

1.連携の取りにくい職場でのコミュニケーションアップ

 サービスによっては、離れた場所で一人で仕事をしながらも、他の職員と連携を密に図りながら仕事をしなければなりません。「まわりに同僚はいないけど助けを求めたい」そんな時にインカムを用いた連携は効果を発揮します。連携力アップで安心感も向上したのではないでしょうか。

インカムを用いたコミュニケーションアップ

2.不安な夜勤を少しでも安心に働くには

 夜勤などでは職員も少なく、体調不良者の対応や突然の事故、停電などアクシデントが起こったらどうしようと思う不安な気持ちとプレッシャーは相当なものです。ベテランでも新人でも誰もが、できるだけ不安なく夜勤ができる。想定するアクシデントに対応するためのフローをまとめた「夜勤安心シート」は心強い味方です。

3.記録の負担を減らし定時に帰る!

記録の電子化

 職員が定時に帰れない理由の上位にあった“記録”。同じような記録を、あっちに記録したり、こっちに記録したり。介護職が記録したのに、看護職も記録する。そんな無駄も多かった記録を電子化。記録にかかる時間も一気に減り、記録で定時を過ぎることもなくなっただけでなく、記録に掛かる時間が減った分、ご利用者さまと係わる時間も増えました。

4.コミュニケーションが取りやすい組織風土の醸成

 少なからず職員には悩みや要望、聞いて欲しい話。普段働きながらでは出来ない話があると思います。“話ができる機会をつくること”。部下と上司の定期的な面談や仲間同士の語らいの場をつくることは、はたらきやすい職場環境づくりに繋がっています。

5.“ニガテ”を“トクイ”にする

“ニガテ”を“トクイ”にする

 福祉系専門学校を出た職員もいれば、未経験で働く職員、他の施設から転職してきた職員もいます。人によっては知らない仕事、苦手な仕事、自信のない仕事があり、それが「不安」に繋がります。それぞれに対応した職員研修カリキュラムを用意し、受講することで“ニガテ”を“トクイ”とし、「不安」を「安心」に変えることができるのではないでしょうか。

6.力のいる仕事から力のいらない仕事へ

 介護の仕事は、キツイ仕事。抱え上げる動作は身体も痛くなるし、年齢を重ねると働くのが難しくなるのでは。そんな声に応えノーリフティングケアを一早く導入しました。介護の仕事がキツイ仕事ではなくなる日も近いです。介護の仕事が好きな人が長く働き続ける環境を全力で応援します。

※詳しくは、ノーリフティングケアを御覧ください。

ノーリフティングケア

やまぐち働きやすい介護職場宣言。

 「やまぐち働きやすい介護職場宣言」とは、介護サービス事業所が、就業環境の改善を通じて、「スタッフ一人ひとりが、やりがいを持って、働き続けられる職場づくりに向け、主体的に人材の確保・育成に取り組むこと」を宣言し、これからの進路を考える若者や、介護への就職を志す求職者の方等に情報を発信する制度です。
社会福祉法人松美会では「やまぐち働きやすい介護職場宣言」の認証を受けています。

介護人材の不足が社会問題化していますが、すでに働いている職員がずっと働きやすく、新しく働いてくれる仲間が「働きやすい」と思ってもらえるような職場に、各事業所はもちろんのこと、法人を挙げて、これからも近づけるよう努力していきたいと思います。

山口県長寿社会課「やまぐち働きやすい介護職場宣言」の当施設のページは以下の通り。

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