
人との関りが一番の魅力
介護支援専門員藤永 猛志
彦島地域包括支援センター(2003年度入職)その人に必要なサービスの計画を立てる
私が勤務している彦島地域包括支援センターでの仕事は、介護保険において主に要支援の認定を受けている方のケアプラン作成やサービス調整を行なう業務をしています。
地域包括支援センターでは、他にも権利擁護や消費者被害や虐待防止、地域づくりの為自治会や行政、民生委員との関わりなど多種多様な業務があります。
ご自宅等へ訪問し、直接利用者様の意向を聞き取り、必要性の検討やサービスの種類、利用に関しての計画を作っていきます。
計画書とは介護保険サービスを利用する為の理由書の様な物で、利用者様の身体状況や生活状況等からなぜサービスの利用が必要となるのかを整理、分析し位置付けていくものとなっています。
色々な人の状況に沿った対応をする為に日々状況の確認をし、計画の修正、関係機関との調整を行なっています。

人との関りで気づかされるものは多い

介護支援専門員の仕事は直接利用者様と関わりますが、介護や支援を自ら行う訳ではありません。専門の事業所へ依頼し利用するまでを繋ぐ事が仕事です。
担当となった利用者様の生活や身体状況等を確認し意向に沿った形で支援が成されるように検討していきますが、その中での関りを通じて人となりや、その人それぞれの人生を知る事で色々な生き方を知る事が出来ます。
人との関りは容易なことばかりではありませんが、色々な人と関わり経験する事で自分や、自分の家族へと考えが至る事もあり、自身を見つめ直し気づかされる事も多くあります。
色々な人との関わりや機関との調整など、調整役としての仕事を負担に思われる方もいると聞きますが、「関り」から得られる経験や気づきが、介護支援専門員としての一番の魅力で、やりがいであると思います。