
「日々是好日」
に過ごせますように
介護職員
石田 ユカ
地域密着型老人福祉施設しおはま(2014年度入職)心に寄り添うことが大切
私の仕事は、地域密着型介護老人福祉施設に於いて、入所されている利用者様の日常生活を支援する事です。
一口に日常生活の支援と言っても様々で、身体的に不自由がある方へは、食事・排泄・移動などの介助を、また、コミュニケーション能力に不自由のある方へは、大きな声で話すこと、ジェスチャーなど、方法を色々模索しながら、利用者様に最適な支援を提供できるよう心掛けています。
たとえば、「日日是好日」という禅語があります。良いことばかりではない日々を、精一杯生きて、人生で一度しかない日を楽しむのだ、というような意味合いの言葉です。
私たち介護職が仕事としている日常生活支援とは、利用者様が「日日是好日」に過ごすことが出来るように、心に寄り添うことが一番大切なのだと思っています。

色々あるけど、「この仕事が好きです」

私は介護の仕事を50歳から始めました。それまでデスクワークが長く、また、パソコンと睨めっこして一日の大半を過ごしていたせいもあって、目が急激に悪くなってしまいました。これではいけない!と危機感を覚え、身体を動かす仕事に転職を考えていました。
そんな時、住まいの近くに『アイユウの苑』建設予定を知らせる看板が目に入ってきたのです。漠然と、介護なら身体を動かす仕事なんじゃないか?と、気構えも無く、専門的な知識もなく(入職前に介護初任者研修終了)、就職したのがこの業界への第一歩でした。
あれから5年、楽しくて、情けなくて、嬉しくて、悲しくて、毎日が同じではなくて、同じことをしてても違ってて、人が分からなくなって、人が少し理解できて、自分が分からなくなって、自分が少し好きになれて、嫌だなって思う事も沢山あって、心が温かく満たされることもある、こういう事にやりがいや魅力を感じている今日この頃です。