
お一人おひとりの
声に耳を傾ける責任
介護支援専門員
丸山 美幸
ケアマネジメントセンター(2001年度入職)コーディネイトすることが重要
ケアマネジャーの仕事は、まず、介護が必要になったご利用者様や、ご家族様の相談を受けるところから始まります。
介護保険の代行申請や、制度の説明をさせていただき、「インテーク」と呼ばれる初期段階の面接により、ご利用者様の生活歴・家族構成・一日の過ごし方、生活の様子等を伺い、そこから引き出された「ニーズ」や意向に合わせて選択肢を提供しながら、一緒にケアプランの作成を行います。
ご本人の持っている「力」を尊重し、「その人らしい生活」を送っていただけることを目標に、サービス提供者・ご家族様・リハビリ等専門職・医療機関などを1つのチームとして繋げていきます。
そのチームが、しっかり力を発揮できるよう、コーディネイトしていくのがケアマネジャーの役割といえます。
毎月のご利用者様宅の訪問により、状態をしっかり把握し、より良い支援体制ができるよう日々、走り回っているところです。

住み慣れた地域で暮らすお手伝いを!

最初は、「対人援助職」の難しさや、必要な書類の多さ、ケアマネに求められる調整力・知識等々…にとまどい、自分自身の力の無さに、落ち込む日々が続きました。
ただ、今、仕事を続けていられるのは相談のできる仲間に支えられているからだと思います。
「これでいいのか?」と悩むときも、話を聞いてくれ、一緒に考え、適切なアドバイスをいただける先輩の存在はとても心強く、悩む背中をそっと後押ししてくれます。決して「楽しい仕事です」とは言えませんが、「やりがい」はあります。
一人一人の人生と深く関わり、一緒に悩み・考え・思いを共有する事で、ご利用者様や、ご家族様との強い信頼関係が生まれます。専門的な知識の習得や、他職種との連携は自分自身を成長させてくれます。
今後も、ご利用者様が住み慣れた地域の中で、可能な限り豊かに暮らしていただけるよう、ご利用者様と人生の大事な時間を一緒に過ごしていけたらと思います。