
人のぬくもりを
感じられる仕事
介護職員
津久 美沙子
特別養護老人ホーム(2008年度入職)ご利用者様の生活がより良いものとなる為のケアプラン
私の仕事は、特別養護老人ホーム(以下、特養)に入所されているご利用者様の食事や排泄・入浴など日常生活全般の介助です。
特養に入所されている方には、ご自分である程度身の周りの事を出来る方も、寝たきりで介助が必要な方もいらっしゃいます。ご利用者様お一人おひとりが持っている能力をしっかりと把握し、それを最大限に活かし過剰介護をしないように心掛けています。
また、担当のご利用者様を持ち、その人にあったケアプランを立案・実行・評価する事も仕事に含まれています。
ご利用者様とコミュニケーションを取り、何ができて何ができないのかを把握しケアプランを作成します。ケアプランを実施することで、上手く行く事もあれば、上手く行かない事もあります。
成功や失敗を踏まえ、「ケアプランをより良いものにしていく!」。その為に私は、日頃の入所者とのコミュニケーションをとても大事にしています。

「ありがとう」が頑張る力になる

やりがいを感じるのはご利用者様の笑顔が見られた時や「ありがとう」と言葉をかけて貰った時です。
特養には、本当に様々な方がいらっしゃいます。性格もそれぞれ違いますし、認知症の症状の方それぞれに対して声かけや応対の方法も毎日が違います。この日はうまく声かけが出来たのに、次の日には馬鹿にされたり叩かれたりなんて事は日常茶飯事です。でもそれが私には面白いし、楽しいと思っています。
男性のご利用者様で、日頃あまり笑わず排泄のお手伝いや歯磨きのお手伝いをすると、いつも「早よせんか。ぶん殴るぞ」と言い殴ろうとされる方がいます。その方が、ふとした時に笑顔を見せてくれたり、仏頂面で「ありがとう」と言ってくれたりすることがあります。これが、めげずに接して良かったなと思える瞬間なのです。
大変な事も多いですが、本当にやりがいのある仕事で、入所者の心に少しでも楽しい思い出ができらたいいなと思い毎日頑張っています。