面会について考える
当施設もコロナ禍には厳しい面会制限を行っていましたが、5類移行後は面会制限を大幅に緩和し2年が経過しました。
5類となっても新型コロナウイルスの感染力が低下したわけではありません。
では、面会制限を大幅に緩和して果たして感染が頻発したのでしょうか?
答えは“NO”です。
むしろ面会制限をしていても感染はありました。
大幅緩和後2年経過してみて感じることは、「面会制限は、メリットよりもデメリットの方が大きいのではないか」ということ。
面会制限は、ご利用者様、ご家族様双方の心的ストレスの増加を助長します。
会いたい人に会えることが、ご利用者様の身体機能の維持や心穏やかな生活や活気に繋がり、ご家族様の安心に繋がると強く思います。
高齢者施設は面会制限を強化するよりも、むしろもっともっと緩和し、コロナ禍以前の面会に戻す努力と勇気が必要なのではないでしょうか。
万が一感染者が出た際は、感染をいち早く察知し、拡がらない努力を怠らない。
特別養護老人ホームアイユウの苑の面会についての考え方です。
《アイユウの苑の面会》
・面会の事前予約は必要ありません。思い立ったらその日に面会できます。
・決められた面会可能時間内であればいつでも面会できます。
・午前中に面会しても、午後も面会可能。日に何度も会えます。
・面会に時間制限はありません。
・会いたいと思う人であれば誰でも面会可能です。
・土日祝日、お盆、年末年始も面会可能です。
特別養護老人ホーム アイユウの苑 主任生活相談員 高下康司